算命学☆いろはにほへと

算命学に鑑定例題を通じて親しんでほしいと思います

⑪大坂なおみ選手の天馳星をテーマに死後の段階を考えてみる

大坂なおみ( 23歳)1997.10.16生

 

【陰占】       【陽占】 

辛 庚 丁       車騎 天印

卯 戌 丑    禄存 貫索 鳳閣

乙 辛 癸    天馳 石門 天南

  丁 辛

  戊 己  午未天中殺

 

・天馳星

天馳星はあの世の星と言われ

エネルギーは最低の1点です

この世の頂点の星は天将星で12点ですが

天馳星はあの世の頂点の星と言われます

精神性が最も高い星という事になります

 

なので天馳星を持つ人は

この世の事に拘ったりするよりも

精神性を鍛える人生を過ごした方が良いでしょう

算命学では強い方を鍛えなさいと言います

なおみさんは

多くの精神的な葛藤や苦しみに直面するでしょうが

その事が必要な宿命だとも言えますし

耐えられる人だとも言えます

 

 ・死後について

このブログのコンセプトからは外れますが

死後について考えてみたいと思います

 

算命学では人間の霊魂は

幾つもの気が融合して形成されていると考えています

誕生日において十干(気)が配置されるのですが

誕生後三年をかけて天の気・地の気・人の気を

吸収して一つの霊魂を作り上げていくと見ます

 

多くの気の融合したものが霊魂という事になりますが

死によってこの気が離散するようになります

肉体は地に帰りますが

霊魂はて天に帰るという事になります

つまりは宇宙空間に離散し浮遊するようになると考えます

この状態が天馳星という名前で表現されているのです

 

ギリシャの哲学者デモクリトスの原子論に近いものを感じます

 彼は霊魂も微小な原子に還元されると考えていました

 

この離散した気は時を得て

再び融合し新たな生命として出発するようになると言います

その段階が天報星の段階となります

 

こう考えてくると

天馳星をあの世の星と説明しますが

実は算命学では普通に言うあの世(霊界)は想定していない

と言う事になりますね

生前の人格をそのまま継承した霊魂が

一つのまとまりと意思をもって存在する世界はないという事になります

 

朱子学の霊魂論と通ずる部分でもありますが

先祖祭祀等をどう考えるかという問題もあります

この辺の話になると信じて受け入れるかどうかの問題です


尚、算命学においては

「異気集合論」「方縦論」として論じられていますから

関心のある方は調べて見られたらと思います