算命学☆いろはにほへと

算命学に鑑定例題を通じて親しんでほしいと思います

㉑運勢を見るという事は望遠鏡で宇宙を覗くようなもの?

算命学は生年月日から宿命を見て運勢を鑑定して行きます

ここで誰でも疑問に思うのが

同じ誕生日の人(同じ命式の人)は同じ運勢で生きるのかという事です

どう考えても違う人生を歩んで行くと思われます

その違いはどこにあるのでしょうか?

 

算命学を学んで行く中で

例えば禄存星という星があったとすると

その星に色々な意味があるわけで

その星自体がその人の運命を表していると思ってしまいます

私達は星々の意味を知った事で

その人の運命を知ったと勘違いしてしまいがちです

 

星の意味は星の意味としてあるのですが

その星が燃焼するかどうか

伸び伸び本質を表せるかどうか

そういう事は星だけ見ていても分かりずらいのです

 

つまり星はどんな環境を与えられたかで

稼働の仕方が違ってきます

貫索星を持っている子供は環境に鍛えられた方が

後々は良い貫索星になって行きますが

鳳閣星はあまり厳しく鍛え過ぎたら伸びなくなります

 

同じ宿命でも生まれた家の家風や親の職業

両親が揃っているか否か

裕福かどうか等によって

子供の持っている星は影響を受けざるを得ません

子供は自分の環境を選べませんから完全な受け身にならざるを得ません

 

という事は誕生日から出した命式(宿命)に

環境を加味しなければ本当の運勢は見えてこないのです

 

なので生年月日だけを見て占う場合は

持って生まれた宿命を見る事は出来ますが

その人の環境の部分(人生経路、体験等)が分からないので

通り一遍の占いにしかなりません

当たらない事も当然あるでしょう

 

特に初年期の経験が人生の土台を作るので

その体験は一生に亘って大きな影響をもたらします

成人してから自分の意志で人生を切り開くと言っても

実のところその幅は大分狭められているとも言えます

 

極端かも知れませんが

幼少時代の体験を見れば

命式を見なくてもどんな人生を歩んで行くかが想定できてしまいます

 

実は算命学の奥義と言われる内容にそういうものがあります

さんまさんや坂上忍さんはそういう観点から

家庭で父親としての役目を果たすのはしんどいと思います

 

偉そうに書いて来ましたが

人の一生を観るには謙虚な姿勢がないといけないと思います

全てが見事に解けて分かるなどという事はあり得ません

分かるのはほんの一部なのだと思います

人の運勢を見るという事は望遠鏡で宇宙を覗くようなものかも知れません

 

しかしそこに人生の改良や修正の糸口があるかも知れませんから

謙遜に自戒しながら今後も少しずつでも精進して行きたいと思っています

 

明石家さんまさんはこれにて一旦終了です