算命学☆いろはにほへと

算命学に鑑定例題を通じて親しんでほしいと思います

⑥貫索星が生かされる環境に育つ

坂上忍(タレント) 1967.6.1生(52歳)

陰占       陽占   

丙 乙 丁        石門星       

申 巳 未    禄存星 貫索星 調舒星   

戊 戊 丁    天胡星 玉堂星 天禄星   

壬 庚 乙   

庚 丙 己  辰巳天中殺

 

 ・貫索星を生かす現実的環境は何か?

先回、坂上氏は貫索星を生かす事が魅力になるという事を述べました

それではどの様な環境下で貫索星は磨かれて活きて来るのでしょうか?

つまりどの様な初年期を過ごせば貫索星が本領を発揮出来るかという事です

 

貫索星は頑固で独立心のある守りの星です

困難や壁が無い子供時代を過ごせば貫索星は大人しく成長しますが

貫索星の質を発揮する必要が無く

未消化の貫索星として大人になってから問題になってしまいます

貫索星は困難や苦難が栄養素とも言え

甘やかさないで厳しめに育てた方が良いでしょう

 

坂上氏の初年期は文字通り困窮生活で彼が経済を支えたと聞いています

彼の中心である貫索星は見事に剋され磨かれ稼働した事でしょう

その様な貫索星はむしろ中年以降に丸くなって良い味が出るようです

 

・北と中央は親子の関係

人体図で北は親の場所で中央は自分自身の場所です

この北と中央の星の関係から読み取れる事があります

坂上氏の場合は同じ星ではありませんが同じ(陰陽違い)守備本能の星です

つまり彼の人体図の中では対等の同じ様な星が親子の場所に出ています

父親と対等になろうとする気(越えようとする気)があります

ぶつかるとも言えますが彼の幼少時代を見ると

父親に代わって父親の様に家系を支える役目を負ったとも読めますね

本来は親が子供の面倒を見るので上下関係があるのが自然ですが

対等になっているというのは面倒を見てもらえないという事を意味しています

 

彼のような宿命を持ちながらも家庭的に恵まれたら

つまり親に力(名誉・財)があり裕福な少年時代を過ごしたら

むしろ彼にはマイナスになったかも知れません

陰占でやる予定ですが「艱難汝玉とす」的な宿命ですから

宿命と環境(困難)が一致していると言えます

 

算命学ではこの「宿命と環境の一致」という事が大きなテーマなのです

宿命は変えずらいので如何に環境を作るか(選択するか)が人生なのです