算命学☆いろはにほへと

算命学に鑑定例題を通じて親しんでほしいと思います

⑪坂上忍氏の「侮光」現象を考える

坂上忍(タレント) 1967.6.1生(52歳)

陰占        陽占   

 乙          石門星 天堂星

申  未     禄存星 貫索星 調舒星 

戊 戊 丁     天胡星 玉堂星 天禄星

壬 庚 乙   

庚  己  辰巳天中殺

 

・丙と丁に着目 

本人は丙(日干)ですが年干に陰陽違いの丁があります

丙と丁は陽火と陰火で

先回述べた通り太陽とローソクの火として比喩する事が出来ます

宿命全体の季節感は夏ですが一日の中で考えれば昼間という事になります

ここで昼間に太陽の照る中でのローソクの光を考えてみましょう

 

そもそも太陽の照る昼間にローソクは不要です

ローソクの光は太陽の強い光の中では霞んで存在意味が薄れてしまいます

夜であれば(冬の生まれであれば)まだ影響は少ないでしょう

こういう丙が丁の存在価値を貶める現象を

算命学では「丙火は丁火を侮光(ぶこう)する」と言います

※これは火性に関してだけです

 

・お兄さんとの運勢上の関係

坂上氏は自分は丙ですから誰か(丁)を侮光している立場だという事になります

もし自分が丁で丙が透干(天干にある)していれば自分の影が薄くなるのです

坂上氏にはお兄さんがおられるという事ですが

同じ様に子供の頃から劇団に入っていて今も芸能界におられるようです

このお兄さんの事は良く分かりませんが

坂上氏に侮光されている可能性はあります

仲が悪いという事ではなく運勢上の話です

 

侮光されると同じ土俵では影が薄くなって芽が出ません

お兄さんは違う分野で道を開くと良いでしょう

 

坂上氏と似た宿命の方がおられます

美空ひばりさんです

次回は寄り道して美空ひばりさんの侮光を見てみます

 

丙 乙 丁

辰 巳 丑

乙 戊 癸

癸 庚 辛

戊 丙 己