算命学☆いろはにほへと

算命学に鑑定例題を通じて親しんでほしいと思います

ゴーン氏の総括

ゴーン氏の鑑定結果を総括してみましょう

 

陽占を見ると濁で動乱型であり天将星を持つ身強です

安定した世界よりも乱れた世界で力を大いに発揮する人と言えますから

赤字の会社を次々に立て直して行ったのは正に宿命通りです

 

更に中年期に石門星と天将星の組合せがありますから

正にリーダーとして組織を束ねる存在として相応しいと言えます

 

但し名誉の星が無い宿命でもありますから

ビジネスで成功したとしても名誉に拘ってはいけません

過度に求めてはいけません

ベルサイユ宮殿を貸し切るなどしてはいけないのです

自ずと後から相応しい名誉が付いて来るのですから

 

又宿命には司禄星が人生の目的として登場していますから

蓄財に関しては相当強い意識があると思われます

そして曲財局ですから溜まった財を転がす人です

必要以上に財を集めれば禍が出ます

 

陰占では先ず日干支が甲子ですから六十種類の干支の一番目という事です

なので初代運で自分の代で何かを始める人ですしその力があります

甲子は樹木なので切られて人の役に立つ能材になると良いのですが

ゴーン氏には自分を社会に為に役立てる為の切る斧がありませんでした

つまり助言者がいなかったであろうし聞く耳もなかったと思われます

 

四正格は純粋な文化芸術方面での生き方を示していますから

財に必要以上の執着を持てば宿命から外れる暗示があります

宿命納音なので手堅いですが用心深く秘密主義です

しかし天中殺の期間に

財に拘り宿命から外れたそれまでの生き方の結論が出ました

逮捕です

 

又天中殺の時に不法に日本を出国して手に入れた自由なので

ゆくゆくその自由は失われるでしょう

天中殺で成した事は長続きしないしないというのが天中殺の原則です

今のレバノンでの生活はどこかで終止符を打つ事になります

 

今から数年後に社会的に伸びる運気が来ますが

もう晩年期なのでこの千載一遇の運気は負担にこそなれ

彼の人生の上昇には結びつかないと私は思います