算命学☆いろはにほへと

算命学に鑑定例題を通じて親しんでほしいと思います

⑥本田翼さんの宿命を通して宿命の消化を考える

・本田 翼  1992年6月27日(女・29歳)

【陰占】    【陽占】

甲 丙 壬       龍高 天馳

戌 午 申    禄存 調舒 車騎

辛 己 戊    天印 鳳閣 天極

丁 丁 壬

戊   庚  申酉天中殺(戌亥)

 

・宿命と現実

算命学や四柱推命などを学び始め

その人の命式(宿命)から

様々な事が予知されて行くのを見れば

驚きと神秘を感じるでしょう

 

そうなるとその人の人生が

分かったと思うようになります

しかしそれは命式が分かっただけであり

その人の人生が読み解けたわけではないのです

 

同じ誕生日(命式)の人は数多くおられますが

皆同じ人生を送っているわけではないですね

宿命(命式)は変わらなくてもその宿命を取り巻く

人的環境(現実)が違えば歩む人生も変わって行きます

 

例えば

成功した親の福を受ける宿命の人が居たとしましょう

その人が宿命通りに

親の守りと支援の中で幸せな人生を生きて行くというのは

宿命通りの姿ですが

親が事業に失敗したり

流行り病で亡くなったり

親が離婚をしたりする事が無いとは言い切れません

宿命に書いてある通りに

その人物(親)が動いてくれる保証はないのです

 

もし親が宿命の想定(親の成功)している通りに

人生の成功者となっていなかったら

その子供は宿命通りの環境の中を生きてはいけません

宿命と違う人生を行かざるを得なくなります

即ち宿命(親の福を受ける)を消化出来ない事になり

人生が曲がって行くようになります

 

なので命式だけを見るのではなく

現実が宿命通りになっているかどうかを

見なければならないのです

 

・本田さんの場合

先回書きましたように本田さんは

・親の場所に離別の星の龍高星がある

・その龍高星が更には中殺されている

・父親を表す禄存星が中殺されている

・生年中殺で親縁が薄い

 

ここまで親縁が薄くなる条件が揃えば

父親を早くに亡くす事は

宿命消化(宿命通り)という事になります

つまり宿命(命式)が示唆する如くの人生を

彼女が歩んで来たという事になります

 

宿命を消化する事が

運気を上げる事に繋がりますから

彼女は父親を宿命通りに失う事によって

自分の宿命を消化して

努力が実を結び

活躍の道が開けたという事になります

父と娘の運勢のシーソー現象があるわけです

父親の犠牲があって伸びているとも言えます

 

逆に父親が元気であったならば

母親か彼女自身が

何か問題を抱えざるを得なくなったでしょう

そうやって自然界の法則は宿命を基準とした

バランスを求めるのです

 

宿命(命式)と現実の環境と自分の選択・努力

これらが相互に絡んで人生が展開しています

更に言えば因縁の消化という問題もあるのですが

これは又いつか日を改めて。。。

 

「note」」始めました(総裁選に関して書いています)