算命学☆いろはにほへと

算命学に鑑定例題を通じて親しんでほしいと思います

⑬所ジョージさんの生年中殺は消化されているでしょうか?

・所 ジョージ(66歳)

1955年1月26日生

【陰占】      【陽占】

 丁        玉堂 天禄

亥 丑 午    牽牛 鳳閣 貫索

甲 癸     天報 貫索 天庫

壬 辛 丁

  己   未天中殺

 

・先回の続き

先回は甲木が守護神で

年干に透干しているという話でした

この甲木を人物にしてみると

母親になります

(木生火で陰陽だからです)

所さんにとっては

母親がとてもありがたい存在になっているのです

 

母親が甲ならば

父親は何でしょうか?

甲己干合なので己が父親です

何処にあるかというと

年支の蔵干としてあります

 

つまり

父母の干が年干支にあるという事です

そもそも年干支は場所としては父母の場所です

そこに父母の干が揃ってあるのです

 

ところがここで問題があります

所さんは午未天中殺なので

年干支甲午は中殺されています

つまり生年中殺であり

親縁が薄い宿命です

と同時に父母中殺にもなっているのです

守護神甲(母)が中殺されています

 

・天中殺の消化

親の役目を果たす親らしい親ですが

所さんはその親を頼らない生き方をする事で

運勢が稼働する人と言えるでしょう

 

天中殺は不自然な状況なので

生年中殺は親子関係が不自然になるという事です

不自然であれば消化されます

親は子供の面倒を見るのが自然ですから

親に事業の失敗・困窮・病気・離婚・早死等があり

子供の面倒を見れなくなれば

親としての責任を果たせない不自然な親なので

天中殺の現象(消化)となります

 

これらの現象を避ける為に

不自然なほどに早く子供が自立する事を

勧めるという事になるわけです

自発的に不自然な親子関係を作ってしまう事で

天中殺現象を消化してしまうという事です

 

では所さんの親子関係に

どんな不自然さがあったでしょうか?

所さんの結婚直前に

父親が53歳で急死されていますし

結婚時に奥様方に婿養子に入っています

これは生年中殺の典型的な現象です

生年中殺は消化されていると言えます

 

なので所さんは結婚の頃を境として

運勢が稼働して行くと言えるでしょう