算命学☆いろはにほへと

算命学に鑑定例題を通じて親しんでほしいと思います

⑤菅義偉氏の引力本能の星を陰占との絡みで考えてみる

菅義偉(71歳)1948.12.6

陰占         陽占

乙 癸          司禄 天胡

丑  子      禄存 玉堂 龍高

癸 甲 癸      天堂 龍高 天極

辛 壬

己     戌天中殺

 

・中身と器

陽占の十大主星は

陰占の十干の相互関係から出て来ます

禄存星であれば

日干乙と丑の本元である己の関係性から出て来ます

木剋土(乙木→☓己土)という

陰性同士の相剋関係から禄存星は生まれて来るのです

 

司禄星であれば

日干乙と月干戊から出て来ます

こちらは陰陽の相剋関係から司禄星が出て来ます

 

日干が乙でなくても

日干が剋す干があれば

そこから禄存星や司禄星が生まれて来ます

例えば日干が庚であるとします

宿命内に木性(甲・乙)があれば

禄存星や司禄星が出て来ます

 

同じ星でも出所の陰占の十干が違う場合があるという事です

日干が違えば己土でなくても

禄存星は生まれて来ますし

戊土でなくても司禄星は生まれて来ます

 

つまり同じ禄存星でも

元の十干によって十種類の禄存星があるという事になります

星を中身だとすれば元の十干は器と言えるでしょう

禄存星がどんな器に入っているかで

その質の現れ方が違ってきます

 

・土性について

菅氏の引力本能の司禄星と禄存星は

各々戊土と己土が器になっています

 

戊土は山で不動という特徴がありますね

己土は平地(畑)で広がりがあります

この器の特徴が星の意味合いに現れて来ます

 

器によって中身も

本質はそのままで変化して行きます

次回はその辺の話を致します