算命学☆いろはにほへと

算命学に鑑定例題を通じて親しんでほしいと思います

④大坂なおみ選手を例に星の陰転と陽転を考えてみる

大坂なおみ(23歳)1997.10.16生

 

【陰占】       【陽占】 

辛 庚 丁       車騎 天印

卯 戌 丑    禄存 貫索 鳳閣

乙 辛 癸    天馳 石門 天南

  丁 辛

  戊 己  午未天中殺

 

・星の陽転と陰転

先回は貫索星の陽転する環境を考えてみました

ここで多くの方々が疑問を持たれた事と思います

 

貫索星にとって良い環境が他の星にとっても

良い環境だとは言えないのではないか?という事です

その通りです

 

なおみさんの例で言えば

壁があり乗り越えなければならない環境は

貫索星や車騎星には相応しい環境になりますが

自然体で伸び伸びしたい鳳閣星にとっては

少々辛い環境になります

テキストなどではひねくれると書かれています

 

基本的に人体図には幾つもの星が出てくるのですが

全ての星に万能の環境などというものはありません

一斉に全ての星が生き生き稼働するなどという事は

理想ではありますがほぼあり得ないでしょう

(相当に偏った人体図であれば別です)

 

環境においても年中同じ環境で生活するという事も

これ又考えにくいです

平日に仕事をしても週末には余暇を楽しむでしょうし

昼は学校で友達と一緒に勉強しても

夜は家で家族とリラックスして過ごすでしょう

接する人も違えばやる事も変わっていくのが日常です

(修行生活や刑務所生活などでなければ)

 

この様に星の稼働環境も違い

同じ生活環境ばかりが続く事もあり得ないので

人体図の各星は陽転と陰転を繰り返すようになります

それが実は当たり前の姿なのです

星は陽転しっぱなしでは息切れしますから

陰陽交互の法則によって螺旋状に成長していくと

考えた方が良いでしょう

 

自分の持っている星の意味を理解し

その時々の環境の中で

今どの星を稼働させているかを

自分で判断・分析してみる事も必要です


最近どの星を使っていないなとか

陰転してるかもしれないなとか

気付くようにもなります