算命学☆いろはにほへと

算命学に鑑定例題を通じて親しんでほしいと思います

⑭ヒロシさんは乱世の時代に生まれれば英雄になったかも知れない人?

・ヒロシ(男)1972.1.23

【陰占】     【陽占】

癸 辛 辛       龍高 天将

丑 丑 亥    車騎 車騎 石門

癸 癸 甲    天南 龍高 天南

辛 辛 壬

己 己   寅卯天中殺

 

・格法

陽占では局法について

少し紹介しましたが

陰占では格法を少しやってみましょう

 

陰占の五行の構造などから

様々な種類の格があります

今までこのブログで良く扱ったのが

殺印相生格や従生財格です

破格の場合が多かったと思います

 

ヒロシさんも

格の構造を持っています

七殺格と言われます

 

・七殺格

七殺格の条件は簡単に言うと

・人体図の中央が車騎星

・鳳閣星、調舒星が無い

・月支が中殺されていない

・月支が散法になっていない

・月支が合法で変化していない

等々

 

ヒロシさんはこれらの条件を

満たしていますから七殺格の人です

 

「殺」とは車騎星の事です

つまりこの格は何を言っているかと言うと

車騎星が一番力を出しやすい

状態の事を言っているのです

 

車騎星に傷が付かず

剋すものがない状態です

つまり車騎星の力が

純粋に発揮されるという意味です

 

中殺されず

剋されず

変化しない状態の車騎星です

邪魔するものがない状況です

 

車騎星が純粋に力を出したら

どうなるでしょうか

戦いの星ですから

向かうところ敵なしです

手が付けられません

 

動乱の時代つまり戦国の世には

大活躍をする人物です

逆に言うと

平和な時代には活躍の場がない人とも言えます

むしろ問題児になりかねません

 

こういう事なので

車騎星が何のコントロールもなく

暴れたらマイナスですから

むしろ人体図に鳳閣・調舒があって

車騎星の力を上手く調整した方が

有意義かも知れません

 

ヒロシさんは生まれた時代が

自分の宿命には不一致だったとも

言えるかもしれません

時代と折り合いをつけて

自分の思いを表現するには

相当に苦労するでしょう

生きるのが苦しいかも知れません