算命学☆いろはにほへと

算命学に鑑定例題を通じて親しんでほしいと思います

⑨ヒロシさんシーソー現象の緩和の方法はあるのだろうか?

・ヒロシ(男)1972.1.23

【陰占】     【陽占】

癸 辛 辛       龍高 天将

丑 丑 亥    車騎 車騎 石門

癸 癸 甲    天南 龍高 天南

辛 辛 壬

己 己   寅卯天中殺

 

・通関

先回は乱命局の事を述べました

ヒロシさんは

車騎星と石門星が相剋になっていました

仕事と家庭のシーソーです

 

算命学には通関と言う考え方があります

金剋木は相剋ですが

間に水性が入れば

金生水

水生木

と相生関係がスムーズに展開します

つまり相剋が相生になります

この水性が通関です

 

ヒロシさんは

車騎星(金)

 ⇓

龍高星(水)

 ⇓

石門星(木)

となっていますから

龍高星が通関星になります

 

この通関星があって

相剋が相生になれば

相剋現象が和みます

相剋のシーソーが軽減されます

 

この龍高星が父親の場所(頭)にあります

つまり

父親が役目を果たしてくれれば

ヒロシさんのこの抱える相剋は

緩和されるという事になります

 

星として見れば

龍高星は習得本能の星ですから

新しい知識などを獲得して行く事や

頭を使う生き方で

バランスが取れて行くと言えます

 

※五行論から考える人間関係

五行の関係は生剋比の関係です

剋し、剋され、生じ、生じられ、同じ

この五つの関係性があります

人間関係でもこの五つの関係性以外は

ありませんよね

 

例えば自分が金だとすれば

火に剋されますから

火は天敵の様な人になります

 

また土には生じられるので

土は恩人の様な人になります

 

私の恩人である土は

実は天敵である火に助けられています

(火生土)

私を苛める人が私の恩人の恩人なのです


「火→土→金」

 

この五行の関係性は

私を害する人が巡り巡って私を

間接的に助けてくれているという話です

私達の人間観・人生観を

もう一度考え直してみてはどうでしょうか