算命学☆いろはにほへと

算命学に鑑定例題を通じて親しんでほしいと思います

⑯小林幸子さんは何故強い下格であるにも関わらず成功したのか?

小林幸子(歌手)

1953.12.5生(66歳)女性

陰占       陽占

庚 癸 癸       調舒 天貴

寅  巳    禄存 鳳閣 車騎

戊 甲 戊    天馳 調舒 天胡

丙 壬 庚  

     午未天中殺

 

・上格と下格

何度となく下格だと言って来ましたが

理由は忌神壬水が二つも透干しているからです

尚且つ壬水という強い根を持っているからです

 

では逆に上格とはどんな宿命でしょうか?

御想像の通り

守護神が透干している宿命です

 

例えば大塚家具の創業者である

大塚勝久氏は上格です

丙癸

 

辰月という春の土に咲く草花ですから

太陽の暖かさと雨の恵みが有難いものになります

つまり丙火と癸水です

その守護神が二つとも透干しています

これは最上格と言ってもいいくらい

良い宿命です

 

対して娘の久美子氏は下格です

寅寅申

 

この宿命の守護神は壬水ですが

土剋水と守護神を剋する戊土が

透干しています

(壬水は申の二十八元にあります)

 

また日干丙火にとっては

その日差しを妨げる山である戊土は

有り難くないものになります

以上の理由で戊土が忌神です

 

また三つもある甲木は

宿命のバランスを崩しているので

これも忌神ですが

戊土と共に透干しています

 

この様に

忌神である戊土と甲木が透干している

久美子氏は下格です

 

・下格の生き方 

上格にしろ下格にしろ

人はその宿命から逃れる事は出来ません

久美子氏も小林さんも

下格の宿命を与えられているので

その宿命をこなして行かなければなりません

 

小林さんは忌神が強いのですから

その忌神を消化する生き方をしないといけません

つまり苦労する下積みの生活が不可欠です

 

もしも下積み無く名誉を掴んだら

揺り戻しが起きます

運勢の調整力が働くとでも言いましょうか

忌神が未消化でありながら伸びたツケを

後々払わされるのです

 

小林さんは15年間の下積み生活を送っています

たとえ下格でもキチンと宿命を消化すれば

時が来た時に伸びて行くようになるのです