算命学☆いろはにほへと

算命学に鑑定例題を通じて親しんでほしいと思います

⑩菅義偉氏の守護神と忌神

菅義偉(71歳)1948.12.6

陰占         陽占

乙 癸 戊         司禄 天胡

丑 亥 子      禄存 玉堂 龍高

癸 甲 癸      天堂 龍高 天極

辛 壬

己     戌亥天中殺

 

・月干癸水は忌神

先回の続きになりますが

月干の癸水は忌神です

 

本来、日干乙(草花)は太陽の光と

雨で成長します

つまり丙火と癸水が有難いはずなのです

しかし冬の草花には太陽は必要でも

水は必要とはしません(亥月生まれ)

ましてや沢山水性があれば

乙(草花)は根腐れするとか

水に流されると考えます

つまり水浸しの草花なのです

 

忌神だらけの宿命で下格と言えます

苦労が絶えない宿命となります

 

・守護神は?

太陽である暖かさを意味する丙火や

小さな火ですが丁火が

守護神になるのですが宿命にはありません

しかし宿命になくても

何かを守護神としなければなりません

そうなると水性を剋して抑えてくれる土性を

第二の守護神として取るしかありません

幸い年干に戊土がありますから

この戊土が第二守護神になります

 

・忌神の消化

菅氏は第一守護神が無く

忌神の水性が宿命に溢れています

それでも国会議員になり

自民党の総裁になりましたし

日本国の首相になります

 

この現実を見ると

菅氏は忌神を消化してきた人生だった事が分かります

忌神を避けて逃げれば

いつまでも忌神が忌神としての

影響を与え続けて来ます

なので人生において忌神を如何に消化するかが

生涯の運勢の上下に関わります

 

菅氏の忌神の水性は習得本能ですから

おそらく菅氏は学ぶ事において苦労するべき宿命です

苦労して学ぶ・習得する事が必要で意味がある人です

その事が彼の運勢を支える事になるのです

 

彼は一旦就職してから政治を志し

法政大学で学んだようです

彼にとっての大学はおそらく学位が必要だったのではなく

実力を身に付ける現実的必要性があったのでしょう

その後の秘書生活や議員生活でも

人との出会いや仕事から多くの事を吸収し

学び続け血肉としてきたのではないでしょうか?

 

下積み生活が必要なのが下格(忌神透干)の生き方です

彼は見事に忌神を消化する生き方をして来たのです

彼曰く「叩き上げ」なのです