算命学☆いろはにほへと

算命学に鑑定例題を通じて親しんでほしいと思います

⑮デビィ夫人が大統領の第三夫人になれたのはなぜか?

・デビィ夫人(80歳)1940.2.6生、女性

陰占       陽占

己 戊 庚       調舒 天堂 

 寅 辰    車騎 石門 車騎

乙 戊 乙    天胡 石門 天極

  丙 癸

  甲 戊  申酉天中殺

 

・大運を見る

01丁丑

11

21乙亥

31甲戌

 

デビィ夫人は一歳運です

大運は誕生日を境にして変わって行きます

既に述べてきたように

彼女の第一守護神は丙火ですが

月支の中にあるので

守護神としては取れない状況でした

 

しかし後天運で丙火が回って来れば

その丙火は守護神として使えます

11歳~21歳の十年間は

本来の守護神の丙火が回って来ています

 

この守護神は人物で言えば母親です

後天運で透干する人物(母)は

その十年間の主役になりますから

この時期のデビィ夫人は

母親に助けられている期間だったと言えるでしょう

 

この守護神丙火が回ってきた時期に

スカルノ大統領に見染められ

玉の輿の階段を登り始めています

 

後天運の地支は子になっていますが

日支の卯とは旺気刑になっています

旺気刑は親族や身近な周囲の人との争いを意味します

十代の思春期において

私達の知らない多くの体験をされておられるのでしょう

 

・守護神の十年を過ぎて

守護神丙(母)の十年間が過ぎて直ぐに

母親が亡くなっています

デビィ夫人とスカルノ大統領の深い関係が

日本でも大々的に報道され

マスコミ等の対応の中で疲労困憊で亡くなられたようです

 

当時の事は詳しくは分かりませんが

お母様が十年間の守護神としての役目を果たし切って

運勢的に大統領と縁を持つ所まで押し上げ

丙の大運の時期を終えて直ぐに逝かれたのだと

思えてしまいます

 

一介の貧しい乙女が大統領の第三夫人になるのは

本人の努力や本人の宿命の力だけでは難しいのです

身内の犠牲も必要になってしまいます

父・母・弟を次々に亡くされたのは

そういう事ではないかと思います