算命学☆いろはにほへと

算命学に鑑定例題を通じて親しんでほしいと思います

⑮明石家さんまさんはどんな生き方を選択したのだろうか?

明石家さんま(64歳)1955.7.1生

陰占        陽占

癸 壬 乙        鳳閣 天庫

亥 午 未     石門 禄存 車騎

甲 己 丁     天将 石門 天馳

壬 丁 乙

    己  子丑天中殺

 

・宿命の多面性

誕生日はその日しかありませんから宿命(命式)も一つしかありません

しかしその宿命には様々な可能性が秘められています

決して固定的なものではありません

確かに変える事は出来ないものが宿命(命式)ですが

どの様な環境の中に存在するかによって

宿命には幾つもの現れ方があるのです

 

例えば同じ花の種子でもどんな環境に落ちたかで

芽が出なかったり貧弱な姿になったり

はたまた堂々と繁茂するものもあるでしょう

花の咲き具合も当然違うでしょう

植物は何処に根を下ろすかを自らが決める事は出来ませんが

人間はもう少し自由性があり主体性も発揮出来ます

なので同じ誕生日(同じ宿命)の方々がそれぞれの人生を形成できるのです

 

その人の考え方や人生の岐路での選択の仕方によって

宿命の置かれる状況は千差万別です

宿命自体(干支)は不変ですが

どの様な可能性が引き出されるかはその人の生き方と環境次第です

 

決して人間は宿命(干支)の奴隷ではなく

宿命に操られる必要はないのです

自分の宿命を一面的に見ないようにしましょう

要は自分の宿命の可能性を如何に生かせる環境を手に入れるかです

 

宿命に縛られず冷静に宿命の有効活用の道を探す事が大切です

自然界から一方的に与えられた宿命であるが故に

大自然の調和の原則から考えて

むしろ平等でなければならないはずです

 

生まれた時が平等なのではなく(完成しているのではなく)

生きて行く中で平等なチャンスが与えられ

生きて行く中で徐々に完成に向かって行くのです

 

一見自分の宿命が不平等に見えても

人生を全うした時に

良い命式に生まれたという人よりも

はるかに立派な人格や功績を残す人もいます

 

与えられたものが小さく粗末なものに見えたとしても

良く生かし育てればとんでもない個性を発揮するかも知れません

反対に折角良い宿命を与えられていてもその宿命に溺れる人もいるでしょう

結局は自分の責任なのです

 

と長々説教じみた話になりましたが本題に入ります

 

・さんまさんはどの人生を選んだのか?

宿命は一つですが先回までさまざまに述べてきたように

さんまさんの宿命には幾つかの選択肢があるように見えます

①普通命式として生きて行く

②水火既済の宿命として生きて行く

③従生財格一点破格の宿命として生きて行く

 

完全格など特別に強い運勢を持つと言われる格は

往々にして偏った宿命の構図になっています

つまり下格(忌神過多)と紙一重なのです

どちらの生き方をするかの余地があるとも言えます

本人の人生の選択次第です

(当然本人は算命学を知らない限りそのような事を自覚はしていません)

 

さんまさんの人生の成功を見れば②か③の宿命を選んだと思われます

②であれば車騎が禄存に変化して益々周囲の人気者か?

③であれば石門が調舒に、車騎が鳳閣になり伝達表現の星が三つも出ます!

※支合・半会で陰占が変化するので陽占の星も変わります

これから後天運を見ていく中でもう少しハッキリしてくるかも知れません

今日はここまでです