算命学☆いろはにほへと

算命学に鑑定例題を通じて親しんでほしいと思います

宿命の季節感

先回は日干支を読んで見ましたが

実際に宿命全体を見なければなりませんので

今回は宿命全体を読んでいきます

 

カルロス・ゴーン氏(1954年3月9日生まれ)

陰占       陽占 

 丁 甲       貫索 天極

子  午    玉堂 石門 司禄

         天恍 調舒 天将

 

宿命全体を見る為には軸が必要です

その軸になるのが日干と月支です

日干は自分自身を表していますし月支は季節を表しています

月支は宿命全体の季節感を表しており全ての干支に影響を与えます

季節によって元気になる五行もあれば力を抑えられる五行もあります

 

もしも日干に対して有利な季節であれば日干は強められますし

不利な季節であれば日干は弱められます

ゴーン氏の日干甲(木)にとって月支の卯(春)は木性なので甲に有利です

つまり日干は強められているという事です

更に言えば年干にも甲があるのでこの宿命は相当に木性が強い宿命と言えます

 

算命学はバランスを如何に取るかを基本として考えるので

木性が強過ぎれば抑えなければなりません

木性を抑える五行は何でしょうか?

そう金剋木ですから金性(庚)で木を整理しなければなりません

という事でこの宿命に必要なものは金性ですからこの金性が守護神になります

しかし大きな木が三本もあるので斧(金)の方が不利ですから

金を応援する土も有り難いという事になります(土生金と助ける)

 

ところが宿命を観ると守護神の金性(庚、辛)が何処にもありません

土性は午の中に隠れています

ゴーン氏の陰占の宿命はあまり良い形ではありませんね

自分(強い木性)を制してくれる人(金性)が居ない姿です

誰も助言してくれないし言っても聞かない人だと分ります