算命学☆いろはにほへと

算命学に鑑定例題を通じて親しんでほしいと思います

②小林幸子さんの鳳閣星と調舒星から星の陽転と陰転を考えて見る

小林幸子(歌手)

1953.12.5生(66歳)女性

陰占       陽占

庚 癸 癸       調舒 天貴

寅 亥 巳    禄存 鳳閣 車騎

戊 甲 戊    天馳 調舒 天胡

丙 壬 庚  

     午未天中殺  

 

・鳳閣星の陽転と陰転

先回述べた通り星は陽転したり

陰転したりします

算命学は中庸の思想なので

星も陽転したままだったり

陰転したままだったりする事は

良い事とは考えていません

 

陽転したり陰転したりしながら

トータルで陽転して行くのが望ましいでしょう

 

陽転はその星が消化されている状態で

その性質が表に現れている状態です

陰転はその逆で

星が未消化な状態を言います

 

鳳閣星の陽転は

安定していてあくせくしない

自然体で生きている

 

しかし鳳閣星の陰転は

自然体が悪く出て

あれもこれもついつい手を出してしまいます

そして全てが中途半端になりやすいです

考えもなく浅はかな動きになってしまいます

例えば衝動買いなんかしていまうとか

 

この陽転と陰転を繰り返しながら

人は生きて行くのです

 

・調舒星の陽転と陰転

調舒星の陽転は

空想力や感性の鋭さが生かされている状態です

相手の気持ちを想像でき察して上げられますから

社交性も出て来ますしそこから財運も開けます

良いアイディアが浮かんだり

良い着想を得たりもします

 

しかし調舒星の陰転は

空想力がマイナス的な方向に出ます

将来に対する不安が生じ

自分で自分を苦しめかねませんし

責任転嫁や逆恨みもあり得ます

相手のアラを探したり欠点を突いたりもします

 

人間はこういう事の繰り返しから

なかなか逃れられませんが

人生経験を積む中に

徐々に円熟した人間性

つまり人格を形成して行くのだと思います

 

自分の与えられた星と向き合って

真摯に星の消化に取り組んで行く事が

生きる意味であり責任だと言えるでしょう