算命学☆いろはにほへと

算命学に鑑定例題を通じて親しんでほしいと思います

⑧菅義偉氏は粘り強く土壇場で助けられる人

菅義偉(71歳)1948.12.6

陰占         陽占

 癸 戊         司禄 天胡

 亥 子      禄存 玉堂 龍高

 甲 癸      天堂 龍高 天極

辛 

     戌亥天中殺

 

・日干支に注目

菅氏の陰占は色々な特徴がありますが

先ずは日干支に注目して行きましょう

 

日干は乙で草花です

陰の木性です

刈られても刈られても

ドンドン繁殖して行く姿です

 

日支は丑で冬の土ですから

そこに根付く草花には厳しい環境でしょう

 

しかしこの乙丑という干支は特別な干支です

丑の二十八元を見ると

本元:己土

中元:辛金

初元:癸水

これは本元から順に相生になっています

土生金、金生水でスムーズに気が流れています

 

そして最後は日干乙に至りますから

土→金→水→木

という事で全てが相生関係になっています

この様な干支は他には庚寅しかありません

最後に日干が助けられる形です

 

意味合いとしては

運勢が粘り強い

苦しい時に助けてくれる人が現れる

最後に事態が好転する

土壇場に強い

という事になります

 

・日干乙丑

日支の丑が散法に会うと粘り強さが半減します

未が回って来ると冲動・刑ですから

その良さが出て来にくくなります

 

また日支の場所は配偶者の場所ですから

この粘り強さや土壇場の強さは

配偶者に因るところが大です

 

奥様の事は殆ど分かりませんが

蔑ろにしたら粘り強さは発揮できなくなるでしょう

散法が無いからと言って

宿命の条件だけで判断したら違ってしまう可能性があります

現実の人物がどうなのか

実際の関係がどうなのか

という所を見ないといけません

 

星や干支だけを解釈しても

それは命式を分析し理解しているのであって

その生の人物を理解できているのではありません

その意味において限界はあります

私もそんな錯覚をしない様に心掛けてはいます