算命学☆いろはにほへと

算命学に鑑定例題を通じて親しんでほしいと思います

⑮林修さんが長銀を僅か5か月で辞めてしまった理由を年運から考えてみると・・・

・林 修

1665年9月2日生(男・55歳)

【陰占】     【陽占】

  乙       車騎 天将

未 申 巳    貫索 調舒 玉堂

丁 戊 戊    天南 牽牛 天恍

乙 壬 庚

己 庚 丙  子丑天中殺

 

大運          年運

 9歳 癸未 禄存   

19歳 壬午 司禄   1989

29歳 辛巳 鳳閣

39歳 庚辰 調舒

49歳 己卯 貫索

59歳 戊寅 石門

 

・若い頃の後天運

若い頃の年運を見てみましょう

先ず東大を卒業して

日本長期信用銀行に入社後

5か月で依願退職をしたという

1989年(23歳)を見てみましょう

その年は己巳年で貫索星・天将星です

 

折角入った一流銀行ですが

後天運から見れば

貫索星という自立・独立をも意味する星が

回っていますし

最強の天将星が付いていますから

相当強い自立志向が働いたのでしょう

 

彼曰く

この会社はいつか潰れると

分析して分かったのだそうです

それにしても決断が早いですね

※実際にバブル期で危ない方向に

経営陣が舵を切っていましたので

10年後には潰れました

 

・争官の年

本人の宿命と己巳の年を

もう少し深く見てみましょう

 

本人が己土ですから

年運で回って来ている己土は

自分自身です

なので

自立すると言う意味も出てくるのですが

この年運の己土を

兄弟・友人・同僚などとも解釈できます

 

さて彼の宿命にある甲木は

人物では配偶者と言えますが

星の意味で見ると牽牛星で名誉の星です

その事を踏まえると

年運で回ってきた己土から見ても

当然のことですが

甲木は名誉の星です

 

つまり

自分(宿命)と同僚(年運)が名誉を奪い合う関係に

なっているとも言えるのです

こういう状況を争官と言います

 

そんな年に入社したのですから

彼は長銀で出世競争を強いられると読めます

もしかしたら

早々に辞めた理由の中に

そんな競争が嫌だったというのも

あったかもしれません

 

なにせ自分が一番になれる土俵で戦うというのが

彼のモットーですから

見込みがなければ勝率の高い分野に移行し

努力が必ず報われる戦いをするのです

(東大法学部も現代文講師もそういう理由です)

 

理由はどうであれ

現在の彼の姿を見れば

辞めて正解だったとも言えますね