算命学☆いろはにほへと

算命学に鑑定例題を通じて親しんでほしいと思います

⑭小林幸子さんの宿命に第一守護神である丁火がない事の意味

小林幸子(歌手)

1953.12.5生(66歳)女性

陰占       陽占

 癸 癸       調舒 天貴

寅  巳    禄存 鳳閣 車騎

戊 甲 戊    天馳 調舒 天胡

丙  庚  

     午未天中殺

 

・守護神の有無

先回は第一守護神の丁火がない

という話でした

守護神とはその宿命に無くてはならない

有難いものです

とても大切なものだという事です

 

少し違う話になりますが

天干に守護神が透干していた場合

それはありがたい事です

天干という目立つ所に守護神があるのですから

 

しかしその守護神と干合する干も透干していたら

どうでしょうか?

例えば月干に丁(守護神)が透干していて

年干に壬が透干しているような場合です

壬丁干合で丁は乙に

壬は甲に変化しますね

 

折角の守護神丁火が乙木に変わってしまうので

守護神ではなくなってしまうのです

これは痛いです

元々無かった場合と違って

あったのに奪われたのですから痛手です

婚約者を奪われたような感じでしょうか?

 

上記の例の場合は結果的には

丁火はむしろ地支に隠れていた方が

良かったと言えるでしょう

 

なので単純に守護神だからあれば良いじゃないか

というわけにはいかない事もあるという例でした

 

・丁火はあった方が良いか?

さて

小林さんの宿命に話を戻します

小林さんの宿命には強力な水性軍が

勢力を張っています

 

そこに守護神だからと言って

丁火がノコノコ出てきたらどうなるでしょうか?

待ってましたとばかり餌食にされてしまいます

集中砲火を浴びて守護神は無残な姿になるでしょう

大切な守護神がやられてしまうのです

灯火である丁火にとって雨である癸水は天敵です

一瞬のうちに消されてしまいます

 

これではむしろ

守護神が無かった方が良かったという事になります

そういう観点からすれば

小林さんの宿命に丁火が迂闊にあるよりも

無かった方が良かったとも言えるでしょう

 

※守護神は必ず取らなければなりません

小林さんの場合は

丁火がなければ代わりに丙火や甲木を

調候の守護神に取るようになります